サナーレ

~定年後なにをしますか~

定年後の時間管理



会社勤めの時は、起床・食事・通勤、勤務・家庭と規則正しい生活を過ごしていましたが、 定年後は決められた時間もなく、誰からか強制されることもない日々を過ごすことになります。
つまり、毎日の時間が自由時間となります。定年後の過ごしている方に聞きますと、 退職後しばらくは身体を休める意味で、昼寝ばかりしていましたが、それも2か月間も過ぎれば、昼寝も必要なくなり、 毎日、今日はなにをしよう、明日は何をしようと考えるのが日課になってしまったと言うことです。




定年後の姿を厚生労働省の資料でみれば、65歳では男性の54.8%が正規雇用として働いており、 70歳でも21.9%の方が働いていることが分かります。
しかも、アンケートによれば、「働けるうちはいつまでも」と回答している方が42%となっています。
働く理由は、「生活費を稼ぐ」という方もおりますが、一番の理由は、「今までの経験や知識、人脈を活用して、今まで思っていて実現できなかったことを実現したい」と言うことです。
このように、自由に使える時間を活用して、自分の望みをかなえたいと思っている方が多いことは事実のようです。

学校を卒業して、40数年間の仕事をとおして蓄積された知識や経験、人脈は、その人の財産となっていると思います。
しかし、さらに勉強を通して知識を増やしたり、経験してみたりする方も多いことは事実です。
近頃は、社会人になっても大学院へ入学してさらに勉強する方が多くなっているのも事実です。
ちなみに2021年の司法試験の最年長の合格者は、69歳です。

定年を迎えたから、リタイヤと言うことはなく、今までの環境と大きく変化していることを理解して、 今まで考えてきたが実現できなかったことを実現するために、 もっている知識や経験それに人脈の財産をより大きくするために残された時間を使うことを実行している方も多くおります。

中には修士課程から博士課程へと進み、現在では、大学の常勤講師を行っているかたもいれば、博士号を取得した方もおります。
このように、知的財産を定年退職後に増やす方が多くいることも事実です。
また、学問だけでなく、趣味を深耕させる人もおります。

そのよい例が、テレビでもよくやっている「駅ピアノ」「空港ピアノ」では、 ピアノを弾く人は、特別に小さい頃からピアノを習っている方ばかりではなく、 娘の結婚式でピアノを弾くために練習を始めた方や定年後に前から弾けるようになりたいと思っている方が、 住まいの近くのカルチャーセンターで練習した方が弾いたりしている方もいるということです。



これは、ピアノばかりではなく、外国語の習得やダンスの習得と言った内容ですが、 これは、民間会社や市民講座で行っているカルチャーセンターでも参加してできることです。


このように、定年後の周りをみれば時間を使うことは十分にできる環境が身近にあることに気づくと思います。
今まで気が付かなかったのは、仕事オンリーに生活だったためと考えてください。
定年後の時間管理は、自分の意思をもつかどうかで時間管理が出来ることになります。
これは、仕事を離れた方とのコミュニケーションを深耕するためにも良い機会と考えてください。

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