サナーレ

~定年後なにをしますか~

環境の整備



自分の環境を考えた時、結婚した時と今とを比較すると、日用品が増えていることに気づくと思います。
あんしんネットの整理コーディネーターの石見氏によれば、独身時代は0.3t程度であった生活用品が、 マンション住まいでは定年近くの62歳では4tと13倍以上になっていると言っています。
一戸建ての家では5t~6tと言われています。

しかし、常に使っているものは、2t以下と判定されています。
つまり、現在あるもののうち半分はいらないものと言うことが出来ます。

したがって、定年後の余暇時間をつかって、身の回りの整理をすることも必要かもしれません。
もちろん、奥様との話し合いで捨てるもの残すものを決めて整理整頓するのですが、家全体の日用品を整理する前に、 定年退職した後の書斎や自分の衣服等の持ち物の整理をすることが基本だと考えます。



目標は、現在ある物を半分にするための廃棄を行うことです。
書斎にある仕事関係の書類等は、秘密保持の関係から会社へ返納したり、廃棄したりしていると思いますが、 それでも仕事の下調べの資料や書籍・雑誌等が多分に多く残っていると思います。
これらを処分するだけでなく、書籍や雑誌についても廃棄の検討を行うことをお勧めします。
処分方法は、廃棄は極力避け、寄贈することも検討した方がよいかもしれません。寄贈するには、 どのような書籍や雑誌が残っているのか確認して、どこへ寄贈することが望ましいか検討することが必要です。

また、古本屋への売却も検討することが必要ですが、書籍や雑誌の内容に応じた専門の古本屋へもっていかないと、 価値をみとめてくれないので、すべての書籍や雑誌を一箇所の古本屋へもっていたのでは引き取り価格が違うので注意が必要です。
これらの処分することのよって、書斎は広々となり、次への生き方も変わってくるかもしれません。
書斎だけの整理でも環境が変化して、生き方が変わるのですから、家全体の整理整頓を行えば、夫婦ふたりでのこれからの生き方も変わってくると思います。


石見様は、具体的な整理方法として、以下のようにしていると言うことです。
①廃棄:日常ゴミとともに処分
②譲渡:書籍・CD・レコード(古本屋へ)
    書画骨董品・絵画等の美術品(古物商・美術商へ)
    着物、ピアノ、カメラ、ブランド物等(家族・親族。知人・業者へ)

廃棄や譲渡の原則は、今使いますか、使いませんかで判断してください。
将来使いますは、あてになりません。ただ、思い入れ等がある場合は廃棄しない方が良いとも思いますが、 それでも日常生活に何時も必要としているかいないかが判断基準と言えます。



このように、定年後の余暇時間を活用して、自分専用である書斎の整理整頓からはじめ、 家全体を整理整頓することによって、これからの生活に必要ないものを整理整頓して、 新たな環境を作ることが必要だと思います。
それによって新たな人生の方向性や取り組む内容が明確になってくると考えます。


石見氏は、部屋に多くある物として以下のものを掲げています。

1.割りばし、スプーン他
2.保冷剤
3.化粧品のサンプル
4.趣味的コレクション
5.アメニティグッズ
6.廃家電
7.カタログ取扱い説明書(古いもの)
8.傘(透明のビニール)
9.自家製果樹酒
10.鞄・バック類
11.使っていないプランター
12.人形(五月・ひな)
13.乾電池
14.ライター・マッチ
15.文庫本・雑誌
16.サラダオイル
17.子供に買った辞典
18.昔使用したワープロ、昔使用したパソコン
19.携帯、スマホ
20.布団、座布団、こたつ
21.健康器具
22.誰にも言えない秘密の物
23.必要ない領収書
24.ボールペン、マジック

また、不用なものがある場所としては、以下の場所を掲げています。
1.玄関
2.廊下
3.トイレ
4.浴室
5.リビング
6.ダイニング・キッチン
7.寝室
8.クローゼット・押し入れ
9.物置
10.ベランダ


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